小杉放菴記念日光美術館の非公式サイト
2009/06/17
越中おわら
春
ゆらぐ釣橋 手に手を取りて
渡る井田川 オワラ 春の風
夏
富山あたりか あの燈火は
飛んでゆきたや オワラ 灯とり虫
秋
八尾坂道 わかれて来れば
露か時雨か オワラ はらはらと
冬
若しや来るかと 窓押しあけて
見れば立山 オワラ 雪ばかり
越中おわら「八尾四季」 作詞:小杉放菴
昭和3年、富山の八尾を訪れた小杉放菴が越中おわら中興の祖と
たたえられる地元医師・川崎順二との交友から創作した民謡
越中おわらの歌詞が、この「八尾四季」です。
こうした放菴との縁で、当美術館で4回目となる
公演が5月30日に開催されました。
特別企画 風の盆 越中おわら IV
2009年5月30日(土)
第1ステージ 17時00分開演(16時30分開場)
第2ステージ 18時45分開演(18時15分開場)
総入れ替え制
八尾の地より外に出ることは稀な越中おわら。
富山県民謡越中八尾おわら保存会の皆さんの
高い志による、正統な民謡・越中おわらが披露されました。
当日は悪天候にもかかわらず、多くの来館者に
"おわら"を堪能いただきました。