保護者の方へ
小杉放菴記念日光美術館および栃木県内の各美術館の普及教育活動につきましては、下記のリンク先も御覧ください。
美術館が実施する鑑賞教育 |
あーとネット・とちぎ |
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[絵の楽しみ方]について
◆日頃から、「絵の良さがわからない」とか「絵の見方がむずかしい」などという言葉を聞くたびに、私たちは、なんとか絵を見る楽しさを、多くの方々に伝えることができないかと、あれこれ考えていました。
◆その解答のひとつが、2008(平成20)年1月26日(土)から3月23日(日)まで、小杉放菴記念日光美術館で開催された〈出会いの美術〉展に合わせて制作した鑑賞用のパンフレットです。
◆このサイトではパンフレットの内容を、そのまま、WEBコンテンツとして御紹介しています。
◆パンフレットの制作にあたっては、普段、絵を見ることにあまり慣れていない方々にも親しめるよう、なるべく平易な言葉を使うなどの工夫を、とくに心がけました。
◆また、小さなお子さまたちにも理解しやすいように、物語の形式とし、イラストを多用した構成になっています。
◆実際のパンフレットでは、真ん中に切り込みが入っていて、折りたたんでいくと、本のかたちになりますが、ここでは、番号あるいは矢印をクリックして進んでください。
◆この物語のなかでは、絵を見るヒントが、いくつか紹介されています。続きは、ぜひ、小杉放菴記念日光美術館を実際に訪れてお楽しみください。登場人物のどちらかに自身を重ね、絵を見ることの楽しさを体感していただけたなら幸いです。
◆〈絵の楽しみ方〉については、いろいろな考え方があります。このパンフレットで紹介していることが全てではありません。少しでも絵を見ることに慣れてきたら、どうぞ、自分なりの楽しみ方を見つけてください。それが、私たちの願いです。
[ジンジャくん]について
◆日光の街のシンボルでもある朱塗りの橋「神橋」にまつわる伝説「山菅の蛇橋」に登場する、《深沙大王(深沙大将ともいう)》からヒントを得て創作した、小杉放菴記念日光美術館のオリジナルキャラクターです。
◆深沙大王は、いまからおよそ1200年前、大谷川の激流を渡ることができずに困っていた勝道上人のために、2匹の大蛇を使って橋を掛け、日光山の開山を助けたと伝えられています。大谷川の左岸には、勝道上人が深沙大王を祀った「深沙王堂」もあります。
[ミョージョーくん]について
◆日光の街のシンボルでもある朱塗りの橋「神橋」のほとりにある「星の宮」に祀られている《明星天子》からヒントを得て創作された、「ジンジャくん」に次ぐ、小杉放菴記念日光美術館のオリジナルキャラクターです。
◆明星天子は、いまからおよそ1250年前、下野国芳賀郡に生まれた勝道上人が、藤糸丸と名乗っていた子どもの頃に、夢の中に現われ、「これから仏の道を学び、大きくなったら日光山を開きなさい」とお告げをした、虚空蔵菩薩の化身であるとされる神さまです。