小杉放菴と酒
「未醒」という雅号の由来からも
わかるように、
小杉放菴は、お酒が大好きでした。
お酒にまつわる絵をたくさん描いています。
放菴は、絵を描くほかに、
和歌も詠みましたが、
そこでも、お酒のことを数多く題材としました。
放菴は、青森を旅したときに、
地元の銘酒「桃川」と出会います。
そして、
よき人は よき酒つくる みちのくの
桃川の酒に 今日も酔いたり
という歌を詠み、書にして、
「桃川」を造っている酒蔵に贈りました。
現在でも、「桃川」を造っている桃川株式会社では、
この歌のなかで放菴が書いた「桃川」という文字を、
商標ラベルに使用しています。
お酒は20歳にならないと
飲むことはできません!
でも、お父さんやお母さんと一緒に
買い物に出かけたときには、
お酒売り場で「桃川」を探してみてね。