4つの名前をもつ男

小杉放菴は、一生のうちに4つの名前を使っています。

これだ!

一つめは「国太郎(くにたろう)」
二つめは「未醒(みせい)」
三つめは「放庵(ほうあん)」
四つめは「放菴(ほうあん)」

実は、「国太郎」が本名で、
「未醒」と「放庵」と「放菴」は、
絵を描くときに使った名前です。
これを雅号(がごう)といいます。

生まれたときは、「国太郎」
画家になって最初の雅号が「未醒」
つぎの雅号が「放庵」
最後の雅号が「放菴」
という順番です。

雅号の変遷

絵のなかに、どの雅号が記されているのか
探してみるのも楽しいよ。

美術館では、
最後の雅号であり、
使っている期間がいちばん長い「放菴」を
名称に使っています。